社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2007.06.12]

信という字


 松下電器に入社して横浜営業所に勤務した最初の日、当時の手嶋所長に所長室に呼ばれ、営業所勤務の心構えとして、信用される人、信頼される人、信義に厚い人になる様、努力せよと申しつけられました。
よく信という言葉を云う人だなと思いましたが、取り敢えず新人ですので、皆に信用される人になろうと思い、約束は守る、口に出した事は必ず実行する、感謝する、この3つはやろうと心に決め、仕事を取り組みました。
以来40年、人の面倒をよく見る人、何か事があると必ず相談を受けさせられる人、人の付き合いのいい人、「あいつならなんとかしてくれるだろうと」と期待感を持たれる人に、今なってきた様です。
はじめは生意気な男で信頼の薄い人であったと思いますが、手嶋所長のお言葉を行動の出発点にし、松下幸之助翁、福沢諭吉先生の本を、20代の頃、次から次に何冊も繰り返し繰り返しバカみたいに読み、友人に話し、お得意先に伝え、出会った人の顧客のノート、反省ノート、ゴルフのスコアシートはいつも寮で見ていました。すると新しい仕事に変わるたびに、色んな方から激励を受ける人になり、信頼の厚い人脈ができてきました。
とりわけお得意先には、借りばかりをつくってしまい、未だ25%もお返し出来ていない状態ですが、ご子息さん、お嬢さんとの付き合いを今でもしています。
 よく倍返しの精神でと、父からお得意先への感謝の伝え方を教えてもらいましたが、未だ25%です。
恥ずかしい限りです。時々借りを返すチャンスが来たなと思ったときがありましたが、気持ちだけで終わってしまうことが多かったです。でも、倍返しの気持ちで動いたら、信頼は深まったし、その人との絆を強める事も出来ました。
それと、母がよく言っていた、頼みごとをしたらすぐお礼を書くという事も、加茂家の作法として身に付けていたので、これも人脈作り、人間関係づくりにすごく役に立ちました。もちろん今でも続けています。
頼み事のお礼は、結果がどうであれするものです、と母によく云われました。
信頼の蓄積、これをつくりたいよね。
信頼の蓄積のアプローチは沢山あろうかと思いますが、1つでもヒントになればと思い記してみました。

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