社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2008.01.23]

電器堂の価値


Denki doの価値は財務諸表上に示されている売上や利益の大きさといった量的基準もさることながら、より根源的な質的側面から見直されるべきであると認識しています。
それは、量を追求する経済至上主義の中に質的な要素を組み込むという、改善型変更というよりも、むしろ質的な電器堂価値追求の中に、結果としての量的経済効果を求めるという型です。
私一昨年の就任以来(22/5/06)、一貫して電器堂の価値とは何かを追求し(経営の質、社員の質)の向上に取り組んでいます。
“すごい”“素晴らしい”“美しい”“カッコイイ”と、社会や顧客から賞賛されるような、知的にも道徳的にも優れた華のある会社を目指しているのです。
電器堂の価値は、我が社が一方的につくりだすのではなく、お得意様や顧客、社会との関係において、共創的に創りだすものと私は考えています。価値の原点はもちろん我が社にあるのではなく、社会や顧客にあるのですから、その緊密な関係の中で、価値を共創して行くことが、我が社の役割として強く認識しています。
私は経営の視点として、その中核に人間や社会を位置づけるべきと考えています。実はこの考えは、創業の精神なのです。
創業者(実父)と話をしていると、いつも社会の役に立つ商売をしろ、そして公平(フェア)な人間を育てろ、君の仕事は人材育成だから、と厳しく申しつけられました。
私も、電機業界は必ず大きく発展する、電機を通じて社会に大きく貢献できる、そんな役割を担える人材を輩出しようと心に誓い、今日もその一翼を担って努力しています。
 もう一つ、社会人になりたての頃、松下電器産業(株)・横浜営業所時代、当時の所長・手嶋氏より「一人で何でも出来るわけではないが、加茂君、君は貪欲に何もかもやったほうがいいよ」と指示されました。
私の当時の実力では、とても無理だと思う事も、「挑戦と創造」なんて言いながら取り組みました。そうしますと、仕事を通じて世の中に役に立つ手ごたえのある仕事が、次々に見つけることが出来、熱意・素直・誠実をもって努力をしていると、自ずと収益も売上も上がってくる様になり、その後の経営の大きな自信となりました。
近年、世の中の一部に極端な競争主義や拝金主義が横行し、仕事の中身の評価は関係なしに、沢山稼ぐ会社が偉い、収入の多い人が成功者だという、あまりにも単純な価値観が押し出されてきていますが、電器堂の創業の精神には、本来その様な価値観は存在していません。
アメリカ流の経営手法が、事業の成長、良質化よりも、短期的なリターンを求める株主に応えるために、効率のいい事業に資産を集中し、短期的な収益の極大化を追求していくといったものだとすれば、電器堂の志や理想はそれとは遠いところにあります。
世の中のために役立つ仕事をするのが、我が社の使命であり、その為に必要な人材育成が私の仕事です。
事業環境や事業分野も予想を超えるスピードで変化してくると思いますが、どの様な環境下でもしっかりモノを見て判断し、電器堂としてやるべき仕事かを見極める能力を持った人材を採用し、育成していけば、世の中に有益な仕事を実現できると考えています。
人づくりは、慌てずゆっくり急がば回れだ、と思っています。
会社の歴史、理念、価値観、仕事の仕方等、社員一人ひとりがしっかり共有していけば、
電器堂の価値は必ず向上します。
質の競争時代のコアは、人です。
電器堂は、“何か違う、いいな”というものを提供して、お客様に喜んで頂きましょう。
社員価値を高めることが、究極の競争力強化につながるのです。(質の向上)
質の向上(人間的価値)があって、量的な向上(売上、利益)が実現できるのです。
この順序が大事です。そこに電器堂の価値があるのです。

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