社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2008.02.04]

創業者の記念祭を終えて


企業経営にとって一番大切な事は、それぞれの企業がもつ企業風土、つまりカルチャーであることはよく云われています。
カルチャーとは企業が成長する過程で生み出される行動原理であり、精神の構造であります。その土台にあるのは、創業者の考え方や生き方、哲学です。それゆえ企業の生存にとって最も大事なものは、その生まれ育ち、氏素性であり、それがどのように継承・発展されているかという点であります。なぜなら創業者精神こそがその企業誕生の源泉であり、成長の源泉であり、生存の源泉であると云えるからです。
昨日、曽父の73年、曽母30年、父の10年、母の1年祭を自宅で神道禊教の教え(しきたり)に従い、実施しました。それ由、大正7年の電気堂(当時は器ではなく気)の創業、そして昭和22年の(株)電器堂(この時点で気から器へ)の法人化について何度も考える機会を得ました。創業者精神は語り継がれてはいますが、一緒に働くことができない人達、社員にとってはなかなか引き継ぐことは難しいことだと思います。それゆえ、それを解決していく為には、創業者の言葉や教え、あるいは経営理念、哲学といったものを身体の中に体得している者が、経営理念を文字化したり、経営の現場で行動で示していく必要があると思います。決して飾り物にしてはならないのです。
(株)電器堂のカルチャーは、お得意先を大事にし、お客様にはいつも大きな感動を提供し、従業員、お取引先等々のステークホルダーの皆様にも喜んでもらえる共存共栄理念が、経営の根底にあります。そしてそれを築きあげる魅力的な品格ある人づくりを電器堂の経営戦略の第一に位置づけ、人材育成こそ経営の要締であると創業者はいつも私を叱咤激励して、経営の任にあたっていました。
社員をコスト、会社を商品と見ているアメリカ型資本主義と市場主義がはびこる現在の日本に於いて、その対極ともいえる電器堂のカルチャーはこれから益々輝きを増すことになると私は考えていますし、電器堂への社会の期待もここに焦点が当てられていると私は感じてます。即ち、創業者を尊敬(リスペクト)するカルチャーを醸成することこそ、電器堂の永続的持続的成長には欠かすことができないものです。過去に囚われれば現在を失う、しかし過去を無視すれば未来をも失う、この言葉の意味をよくかみしめてDenki doは進むのです。電器堂は、全従業員の物心両面の幸福を追求する場でもあるのです。

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