社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2008.10.28]

株価・為替


世界の金融・資本市場の動揺が拡大しています。
日経平均が7,000円を割りそうです。株価純資産倍率PBRも、東証一部では0.96〜0.98と、企業の解散価値とされる1倍を下回わる異常な指標が出ています。配当を株価で割った予想配当利回りも、東証一部では3%に接近し、長期国債の利回り(約1.5%)を大きく上回っている水準なのに、買いが入らない、今回の米国発の金融危機が従来のものさしで計りえないものであるということを示しています。
為替も急激な円高です。米国に加え、ヨーロッパにも危機が迫り、ドルに加えてユーロからもお金は逃げ出しています。
円高は優良な日本企業への大きな打撃となっています。そうしたことで金融システムの立て直しに世界の指導者が必死になっているのです。期待していいのか、結果は・・・?
信用収縮がここまで拡大すると、もう誰も無傷ではいられません。アメリカや先進諸国の金融システムは、致命的な崩壊に向かって突き進んでいる様です。自動車の販売台数(トヨタ)、ソニーの決算、キャノンの決算等々、最近の経済指標はマイナスだらけです。
私は、市場は絶え間なく情報を取り組み、経済の現実を正しく株価に映し出すものだとは思っていませんが、売り注文の規模と株価下落の幅は、実体経済の悪化のペースを大きく上回ってはいないかと思うのは私だけでしょうか。
これは不安の連鎖が起きている証拠でしょう。感情に流されることはやむを得ませんが、日本の優良企業は信用収縮に耐える財務体質を持っていると信じています。
そろそろ激安な日本株に資金を振り向けたらどうだろうと、私は考えています。
経済と政治のパニック状態は避けたい今、私が恐れているのは個別の経済問題ではなくて、経済全体のコントロール不能な状態に陥っていることです。今の政治家たちの対策では、効果も限定されてしまうのではないかと心配しています。
金融危機の傷は深いです。ハイリスクビジネスは終わりました。縮小スパイラルに経済は陥っています。経済を上向かせる自己修正メカニズムも機能不全です。企業と消費者の信用は縮小したままです。日本企業のお得意先アメリカにはもう頼れない時代です。内需拡大に力を注ぎましょう。アメリカの堕落に、もう手を貸してはならないのです。日本政府は、市場に信用と自信を回復させる為に、速やかに株価・為替に介入すべきです。
今までアメリカ経済を最も現代的・先進的・生産的だと思っていた人達が多いと思いますが、もう終わっています。
アメリカは今、より深刻な景気後退に陥る可能性が高いのです。失業率は上昇し借金を返せない人が増えて不良債権が増殖してきます。そして消費者が倹約をすると借金を返せなくなる企業が増えます。
そうなると更にレイオフが増えて、更に融資が焦げ付き世界的相場は急落してしまいます。
ひとつ、いい話をします。
すべての人が不況を実感したころには不況は終わります。
もうしばらく耐える時期があると思いますが、マクロ経済・政治不信にイライラすることなく、私達はやるべき事、(顧客の維持、顧客の開発を、電器製品を通じてひたむきに日々実践する事)をやるのです。

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