社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2009.03.16]

日本の復活に力を!!



戦後(1945)最大の金融危機から、底が見えない景気後退が起こっています。
外需依存の製造業は、猛烈な生産調整に入っています。生産調整が異例の速さで進んでいる為に、在庫調整も比較的早く終了して元の生産体制に戻り、早期に景気回復が実現できれば幸いなことですが、それは残念ながら期待できそうにもありません。
その第一の理由は、アメリカがモノを買う力がなくなってしまっているからです。米国の過剰債務はあまりに大きくその調整には長い時間がかかってしまいます。調整後も、従来の様に借金までしてもモノやサービスを購入し続けるという過剰消費には到底戻りそうにもありません。ヨーロッパも同じようなものです。従って、外需依存型の景気回復は見込めません。
次に、第二の理由として、内需の弱さです。我が日本は元々内需が弱く、景気拡大の局面でのGDP成長は、外需が大きく貢献するという構造です。今回の需要急減、急激な生産調整はすでに雇用にまで波及しており、個人消費を中心とする内需は一層厳しい状況を迎えています。急激な減産の影響は、まず残業に出てそれでも追い付かず、正社員に対して賃金カットを伴う休業日の導入も始まり、賃金は既に下がってしまっています。次は、より深刻な失業者の増大が見られはじめました。売上と利益の急減に見舞われている地域の有力企業の人件費負担は高まる一方で、雇用不安が更に高まっています。内需は間違いなく冷え込むでしょう。
第三の理由は、政局の混迷です。麻生内閣の低支持率、ねじれ国会、民主党の代表に関わる政治献金問題、スピード感を持って景気回復を願っている国民にとってはマイナス材料ばかりです。
もう、最も恐れているデフレ不況に入ってしまっています。景気後退は、企業の業績を悪化させ、株価を下げています。株価が低迷すれば、銀行の含み益も解消され、資産劣化が進めば銀行も融資に慎重にならざるを得なくなり、銀行融資に頼っている企業の経営を直撃し、追加的な融資が受けられず倒産した建設業、不動産業が、本年(2009)は年初から見られました。デフレの恐ろしさをもう少し説明しますと、デフレとは、物価や賃金が下がっていく現象です。物価が安くなるのは良いことではないかと呑気に考えてはいけません。物価や賃金が下がり、企業の売上げや消費が落ち失業が増えるというデフレの負の連鎖は経済に深刻なダメージを与え、負債を抱えている企業は、先程申した様に厳しい状況に追い込められるのです。デフレで物価や売上げが下がっても、債務(借金)の金額は変わらない為、それだけ債務の実質的負担は大きくなるのです。
巨額の負債を抱えている政府も同じです。デフレによって税収などが大幅に落ち込めば、財政運営はますます難しくなります。その為、各国の中央銀行はデフレの備えとして、米国はゼロ金利政策に踏み切り、EUも日銀も政策金利を下げ、ゼロ金利目前の状態にしました。更に大胆な量的緩和政策を取り、市場にお金を供給しています。もう一つ、市場にデフレが収まるまで金利緩和を続けると表明までしています。
金融は、生き物です。それもIT技術が進んでグローバル化された世界経済では、過ちを犯せばすごい勢いで傷は広がります。
何としてもデフレは世界のリーダー達の力で回避しなくてはなりません。G20でも何でも構いませんから、日本も一刻も早くデフレ不況から脱出するには大胆な景気刺激策、とりわけ財政政策を打ち出す必要があります。過去から積み上がった膨大な政府債務、財政赤字が大きな障害になっているとしても、やらなくては駄目です。輸出頼み、他国の景気回復頼みでは、情けないです。
それに一番良いのは、低炭素社会の実現の為に、太陽光発電、太陽光ビジネスにGDPの2%ぐらいは投資してもらいたいです。それと、高齢者の社会保障にも投資して下さい。
景気対策に積極的に取り組むことで、高齢化にも地球温暖化にも対応できれば「一石二鳥」だと思います。その事を実現する為に、消費税の段階的(1%ずつ)UPを国民に訴えて下さい。その勇気を政治家は持ち、国民も覚悟を決めるのです。日本人には力があります。日本は再度復活します。私も国民の一人として、国民に安心感を与えてくれる政治家に一票を投じます。
桜の開花も、静岡県は3月20日が予想されています。桜は日本の国花です。
景気も冬にさよならして、春を呼びこまなくてはいけません。
将来に夢と希望を持って、お互いに励まし合い、デフレを打開しましょう。

花は桜木
人は武士
太陽の恵みと共に Denki do

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