社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2009.11.16]

これからよくなるかも


 福沢諭吉先生の学問のすすめの中に、国民が悪いと政府が悪くなる。悪い政府の背後には「悪い国民がいる」という警告的なくだりがありますが、こんな悪い国民になっては日本人はいけないと思います。その為には、国民はもっと政府に対して経済の成長戦略を早急に求めなくてはいけません。経済が成長しないと、何であれ物事を解決することは難しくなり、普通の人が生きていくことさえ難儀になってしまいます。経済が拡大していく環境であれば、一般の人・普通の人もある意味 無手勝流であっても商売が出来、成長していくことができ、人々は生活に希望が持てる様になります。一方、成長しない経済のなかでは、一部の能力の高い人しか勝ち残れなくなってしまいます。普通の人にとっては、辛い状況になってしまいます。従って政府の仕事として着実に成長を続ける政策がいかに大事かがわかってほしいと思います。その点今の政府には不安がつきまといます。高度成長期までの日本では何か深刻な問題が発生したとき、決して良いこととは思いませんがただ「待つ」ことで問題解決することができました。経済が成長していると問題の本質が解決しなくても問題そのものがいつのまにか相対的に小さくなり、やがて蒸発してしまうのです。しかし今、日本は右肩上がりの経済ではなくなっているのです。問題は蒸発してくれません。責任者・リーダーが強い意志を持って取り組まないかぎり問題は解決しないのです。時代は変わったのです。もう一つは、能力のある人が任に当たらないと駄目だということです。能力を具体的にいうとまず構想力です。「こうしたい」「こう改革しなければならない」という全体像を描く力をもった人です。いつの世でも志と能力を兼ね備えた人が必要なのです。(この力は、今後更に求められます。)
もう一つ 今、内需拡大が叫ばれ、eco減税・エコポイント・補助金etc.個人消費の拡大・設備投資の伸びを期待した政策がとられていますが、本格的に内需拡大を目指すなら、もっと基本的なシンプルな考え方に政府がたたなければいけません。消費の理論も投資の理論も理屈は簡単です。「人はどういう時に消費するのか。物を買うのか。」を考えてみて下さい。それは、「これから給料が上がるぞ」「所得が増えるぞ」という時でしょ。今後の期待成長率しだいなのです。いまの所得が500万円でもこれから5%伸びていくと思う時と、5%下がるかもしれないと感じるときでは消費は違ってくるでしょ。企業の設備投資でも、来期以降売上が10%伸びていくと感じるときと、伸びが期待できない時では、全く設備投資の規模はちがったものになるはずです。日本経済・我が社が強くなれる、これからよくなるかもという気分になる様にするのが、私はリーダーの仕事と思いますがいかがですか。皆さん、明るい将来像が描けないリーダー・経営者ではこまりますよね。成長戦略なくして期待成長率の上昇は望めません。
 最後についでにもう一言いわせてもらいます。補正予算で15兆円を3兆円程削るということ、ムダを省くことも大切なことですが、国にお金の使い方をまかせるより、大規模な減税をして、国民にお金の使い方をまかせる方が経済成長には効果的と思いますが、どうですか。
日本の国民はそんなに愚かではなく、賢い国民と私は思います。

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