社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2009.12.11]

年末を迎えて 〜デフレ〜


 デフレが進行しています。恐い、恐い。11月23日、菅副総理がデフレ宣言を致しましたが、成長もしていない経済で価格競争だけが激化しています。安売り競争は結局は誰も得をしない不毛な末路を迎えることになってしまいます。
 物の値段が安くなるということは結局のところ、企業が人件費を切り詰めて製品の価格を下げていることにほかならないのです。今年の冬のボーナスは夏のボーナス以上に激しい落ち込みになっているでしょ。こんな状況では皆んな財布のひもを固くし、消費を切り詰めてしまうのは当たり前です。結果、会社の業績はますます悪くなり、雇用にも深刻な影響がでています。家電メーカーの薄型TV事業をみてみても、販売競争が激しくメーカーの想定を上回る価格下落が進んでいる上に、さらに為替が急速な円高ドル安になったため売上高利益は目減りしてしまい、リーダー企業のパナソニック・シャープもTV事業は赤字に転落してしまっています。更にもう一つ心配なことはエコポイント。デジタルへの切替等で需要の先食いをしている可能性も国内市場ではあります。このカンフル剤が切れた場合、自動車業界も似ていますが(エコカー補助金・エコ減税)、先行き販売市場は大失速してしまいます。今、この負のスパイラルが加速していることで来年はまたGDPはマイナスになってしまう危険が大です。消費物価指数は下落が続いています。
 話は又元に戻ってしまいますが、経済成長が見込めず物の値段が下がり続けていると、私達は物を売るために価格を下げざるを得ないのです。当然売り上げも下がります。コスト削減にも限界があるので経営を維持するには固定費を削らざるを得ません。その最たるものが人件費になってしまうのです。当社もなさけない話がボーナスを減らさせざるを得ませんでした。しかし、雇用者数そのものを減らすことはなにがなんでも防がなくてはいけません。従業員が失業することは経営者にとって最大の苦しみです。デフレ克服を国民一体・官民一体となって最重要課題として捉え、解決の糸口を早急に見つけなければなりません。
それから、この年末頭が痛いのが金融の問題です。私共のお得意先の資金繰りも大変厳しいものになっています。不況の影響による民間事業の設備投資の減少と公共事業の削減で業績悪化している建設会社とお取引の多い中小電気工事会社は今、大変な思いをしています。中小企業向け融資の支払い猶予(モラトリアム)の制度の実施とともに不良債権の基準が緩和されたとしても、企業の事態が変わるわけではないので、抜本的な解決にはなりません。ここは一番鳩山さん、いまの閉塞状況から脱し、将来の不安を解決する成長戦略を明確に提示して下さい。私たちが進むべき道を先導する政治のリーダーシップが必要です。
 財政が大変なのもわかります。国債の発行が増すのはしょうがないです。問題は金の使い方です。二十一世紀型グローバル時代型のデフレへの対応にお金を使って下さい。国家戦略室はデフレ宣言はしましたが、デフレ旋風の吹き荒れる中でまだ知恵は出していません。このままでは連鎖の時代ですから、更に悪くなってしまいますよ。恐い、恐い。でも私は恐れません。地方の一零細企業ですが、社員・お得意様と共に顧客視点に立って知恵を出し人・物・金を最適に使う戦略を追求し果敢に実行して参ります。
 政府も日銀も官も民も雇用を守り勇気を持って、新しい景気拡大の仕組みを作っていきましょう。
あなたは今リスクを超えて行動できますか。
                   
                   We can do it. です。

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