社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2009.12.15]

次に何をしますか


 このデフレの時代に好業績で目立っている企業は、低価格と納得できる品質を両立させて消費者NeedsをつかんだPrice Fighter戦略をとっているニトリやユニクロであります。私はこの戦略には決して賛同していませんが(デフレスパイラルを惹き起す)、消費者にはうけて業績は立派です。一方、消費者にone stop shoppingさせる器を持っていながら、それに応えられる戦略を構築できず、時間だけを消費している百貨店や大手総合スーパーの業績はよくありません。業績を伸ばすためにはなにをすればよいのか、なにに気をつけなければいけないのか分かっていない経営者はただ、バタバタ・ジタバタして業績を落としています。どういう経営をしたら勝てるのか、どういう経営をしたら負けるのか、いまだに時代の変化が飲み込めない十数年前の経営感覚を引きずっている経営者が私達の業界に多いです。よく、社長は五年先を読み、部長は三年先を読み、課長は一年先を読まなければならないといわれていますが、多くのダメ企業では、社長は五年“昔”のことを見て、部長は三年“昔”のことをみています。社長が五年昔のことをターゲットにしている様では、この不況は乗り切れません。力を蓄えているところの社長はかなり先を読み、それに対応して経営状態を組み直し、的確な活動をしています。我等の業界の商業システムの特徴は、昔の村社会に似ています。その「村」的商取引の典型的な例が建設会社の談合(?)であります。彼らは政府・公団・公共団体とつるんで仕事を生み出し、仲間うちの談合によって前もって請負価格を話し合い、彼らの勢力ピラミッドに沿って、しかもお互いが潰れないように受注を分担し合ってきました。仲間うちでの抜け駆けは絶対に許されない形は、昔の「村八分」が象徴する「村」の論理です。その村のシステムを国を挙げて崩壊しない様にしてくれていたのが自民党政府です。しかしグローバル化が進みデフレスパイラルが進行している今の時代、日本だけが世界とは別のシステムで動いている様な政策はとれません。おまけに政権まで交代しているのです。どういう手段によって何を達成するのか明確にし、バランスシートをよくし、その結果利益が上がる戦略を果敢に実行しなくてはなりません。これは、言うは易く行うは難しいことですが、きちんとやっていかなくては経営者失格です。もうすぐそこに大恐慌の日がやって来ます。一日も早く土建国家的構造から脱皮して、日本人のモラルと誇りと戦略持って次の新たな経済発展へ向けてテイクオフをする時だと思いますが、どうですか?独自の戦略を築き・磨き・蓄え 胸を張って堂々と生きるのです。

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