社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2010.03.20]

素直な心で考え 勇気をもって思い切りやる


 「坂の上の雲」「龍馬」が人気を博しています。これは今の日本、そして企業が漂流気味で何をめざしてどこに行きたいのかはっきりさせていないが為に、日本という国が一丸となって何かを目指していた明治維新前後の時代へのノスタルジーではないかと私は思いますし、又、私の両親の時代、戦後の復興期や高度成長期の国民あげて、更に企業が社員一致団結して努力をしていた時代へのあこがれではないかと思います。
 リーマンショック後の経済危機は今までの景気循環より厳しいものであることは既にみんな認識しています。そしてこの不景気が過去の甘さを考え直す機会をもたらし、新しい方向へと踏み出すための背中を押すチャンスをももたらしていると私達は考えなくてはいけません。各企業とも正しい方向への大きな一歩につなげられるか混乱に拍車がかかってしまうかの岐路に今立っていると言うことができると思います。今こそ「待ったなし」の改革です。
新しい事業構造への挑戦です。危機の局面だからこそ、多少無理があると見えてもあえて新しい事業、新しい市場へと一歩踏み出して下さい。産業分野で言えば環境でありエネルギーであり、美・健康分野であると思うし、地理的に言えばアジア(とくに中国)であると思います。そしてそうした戦略的方向での展開を実際に成功させるための武器は、技術やサービスの高度化による差別化であり、イノベーションであります。それをこわごわするのではなく、思い切ってやるのです。あえて少し無理をしてでもやるのです。たしかにリスクはあります。しかし座して後退することを甘受するのは経営者のとるべき手段ではありません。前進するリスクと座して後退するリスクと両方があるのなら、前進するリスクをとるべきでしょう。「素直に考えてやるべきこと」は企業の置かれた状況によって異なるものだと思いますが、挑戦する時期が来ているのは事実です。仮に失敗しても、前向きの挑戦からは何かが残ります。動かなければ何も起きません。そして何も残らないのです。龍馬に学ぶのもいいですが、この地浜松が生んだ本田宗一郎さんを思い出して下さい。彼は世界一のオートバイメーカー(BMW)に追いつきできれば追い越したいという夢を描き、大きな挑戦地図をつくり、創業わずか10年足らずで日本一のオートバイメーカーとなり、創業15年で四輪自動車へ参入を宣言し、今日を築いたと聞いています。「坂の上の雲」を目指して戦略を立てて投資を行ってきた企業が、この地に居るのです。本田さんと今の日本企業を比べるのは酷だとは思いますが、「なぜここまで違うのか」と考え、爪の垢でも煎じて飲まなくてはいけないと私も思っています。戦略的地図と投資資金の余力、そして経営者の決断がいまあるかどうか問われているのです。不況期に力を蓄え、好景気に一気にジャンプする。松下幸之助氏もこんなことをおっしゃっていました。
よし俺もやるぞ。また力が湧いてきました。本田さん松下さんありがとう!!

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