社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2010.07.14]

消費税どうするの?


 参議院議員選挙の結果、民主党は大敗です。その敗因の1つに、6月末の菅総理の消費税10%云々の話が上げられています。菅総理は説明不足だったと申していますが、民主党政権は「消費税率は四年間上げない」と昨年の総選挙の時に申しておりました。「子ども手当の創設」「景気後退による法人税を中心とした税収の大幅な落ち込み」「少子高齢化の進展と増え続ける社会保障費」「GDPの17%を超える借金などの厳しい財政事情」を考えると、近い時点で何かの税金アップは時間の問題だと私は思っていました。何が何でも消費税を上げるのが一番国民に理解して頂けると思っているのではないかと考えていましたが、しかし このデフレ進行中で参議院議員選挙の直前に、総理がまさか発言するとはびっくり致しました。政治家としてのセンスを疑いたくなります。国民も日本の財政事情はよく知っています。私も消費税は絶対上げなければいけないと思います。しかし 民主党みたいなバラマキをやったら、消費税は25%以上になってしまいそうです。それはちょっと負担できません。2009年の財政赤字は53兆円です。これを単純に消費税だけで埋めようと思ったら、20%上げなくてはなりません。つまり、日本の財政の実力は今の時点で「消費税25%分」なのです。そこに子ども手当をやる。年金と医療の問題もある。相当のことをやらない限り消費税率は30%を超えてしまいます。大変、大変!!
 それではどうすればよいかということですが、まず 日本政府のサイズをどうするのか、大きくするのか小さくするのか。アメリカ型競争社会にするのか、ヨーロッパ型福祉社会にするのか。地方分権はやるのか。国民負担率をどの程度上げるのか(現在40%)。どうするのか方向性をしっかり示していただいて、総選挙を実施してもらいたいです。
 いまの民主党の最大の問題は、官僚を使えていないこと。政治主導なんてことを言って、素人たちがよってたかって事業仕分けという名のもとでバカなことをやっています。優秀な官僚もいますし、有能な民間人もいます。経済の専門家も政権内にいません。だから 成長戦略もでてこないし、経済政策そのものがありません。そういう優秀な方々にお手伝い頂いたらどうですか。政治主導でなくて、素人主導だというキツイ意見もあります。財務大臣から総理になったにわか勉強の菅氏の迷走ぶりをみていると、経済音痴と云わざるを得ません。私もそうとう音痴ですがね。逆に政治主導ではなくて、官僚主導になっていると思います。それならそれで素直に認めて下さい。重要な物事(消費税のアップ等)の決定を変える時はなぜ変えるのかをきちんと説明して、しかるべき手続きを踏まなくてはいけません。迷走していては、国民は困るんです。ガバナンスの問題ですね。又、小沢さんに仕切ってもらうんですかね。いよいよ政界再編か……。デフレはまだまだ続きます。政府をあてにせず、自助努力を更に進めます。

PAGE TOP