社長メッセージ集(Discover 加茂さん)

[2011.01.21]

大転換期 〜もう一度英語を勉強しよう


 世界で最も金利の低い資金調達しやすい国で元手をつくり、もっともコストの安い国で資材を調達し、人件費ももっとも安い国で労働力を確保し生産する(ものをつくる)。本社は法人税の安い国に置き、そして世界中で最も購買力のある国、最も数量を多く買ってくれる国、最も高く売れる国はどこかを探してそこで売る。こんなふうにグローバルにものを考えるのが世界の常識になっているのに、日本の製造業は国内で高い賃金を払いながらモノをつくって所得の低い人に売ろうとしています。国際分業化という視点がなく、大企業が元気だと地域経済全体が潤うような生産スタイル(垂直企業統合体)が未だとられています。特に私が住んでいる静岡県の西部地方の製造業は、大製造業の回転がいいときは下請け・孫請けの企業まで潤うという仕組み(垂直統合)が出来ていましたので、グローバル化した現在の様に回転が悪くなったときは下請け・孫請けの会社の存在が危なくなってしまうのです。もう少し詳しく話しますと、製造業の場合生産設備は簡単に調整できません。需要が増大していくときは生産設備を拡張し、工場を増設する必要がありました。ところが、需要が急激に落ち込んだときにそれをすぐに廃棄することはできないということで、過剰設備がどうしても残ってしまうのです。つまり、膨大なコストがかかってしまい大打撃を受けてしまっているということです。そこから変わらなければいけないとわかっている人は多いのですが、変われません。エコカー減税・エコポイント制度・雇用調整助成金制度と政策に頼ってしまった結果、更に事態を悪化させてしまっている企業があります。
 問題の根本が何なのかという認識がないと、一部の愚かな政治家・経済専門家・質の低いマスコミに踊らされて問題の解決を遅らせてしまっています。政府に頼っては駄目です。今は20世紀ではなくて、21世紀です。それも今年は2011年です。20世紀の分業は、製品が国境を越えることでした。たとえば日本がつくった車をアメリカ人が使うというパターンです。ところが21世紀の分業はモノの重要性は変わらないのですが、それに加えて情報やコミュニケーションが重要になっています。英語によるコミュニケーション能力が不可欠となっています。インターネットによって情報を得ることが当たり前の世の中なのです。インターネットは、コミュニケーションツールとして重要な役割を果たしています。そして、そのコミュニケーションの多くは英語で行われています。しっかり英語力を身につけ対応していかないと、取り残されてしまいます。頭では、変わらなければ、英語を身につけなければ、と思ったり、口では、変わらなければいけない、と言いながら、同じことばかり繰り返し「そのうち何とかなるだろう」と考えていては、求めている結果を得ることは大変厳しい時代になっています。今や、インターネットで全世界的なコミュニケーションがすでにできるわけですから。少なくとも、やろうという意志とそういうことが可能であるという認識を持ってやるのです。必ずできます。それを、やろうと思わない人達は、やらなくてもなんとかなってしまっているからです。もう、選択肢がないところまで来てしまっていることを知って下さい。この地方、どこも閉塞感がはびこっていて、突破口はなかなか見つかりそうにもありません。悲観的な話題ばかりで、即効性のある対策はないかと苛立つ人がいっぱいです。しかし、われわれは本当に変わろうとしているのか。現状批判を繰り返し、口で変革を唱えているほどに手や足・頭をうごかしているのだろうか。根本的な問題や本質論から目を逸らしているのではないか。自問自答してください。物事の本質を見極めるのは、いつのときも容易ではありません。しかし、実状を正しく理解しないかぎり、有効な次の一手を打つことはできないのです。国内でも海外でもこれまでとは全く違った相手と競争しなくてはならない時代に来たのは事実です。立て直すチャンスはわれわれの手の中にいくらでもあります。頑張ろう!!

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