企業に理念があるのは、どんな時代でも大切にしたい価値観があるからだと考えています。
電器堂にも創業期に生まれたひとつのエピソードがあり、今も私たちの仕事観や姿勢に深く根付いています。
創業当時のエピソードと現在の取り組みを通して、当社が大切にしている理念についてご紹介します。
それは電器堂創業期のこと。
創業者の元に、ひとりの婦人が訪ねてきました。
息子が戦場にいるため、戦地の情報を得るためのラジオがほしいというのです。
戦時中のこととあって、婦人が持ち合わせたのは畑で採れたさつまいもと玉ねぎだけ。
しかし創業者はその野菜に込められた母の心に深く頭を垂れ、お代を受け取ることなくラジオをお持ちいただいたそうです。
このエピソードは弊社のルーツになるとともに、電器堂の全社員が受け継ぐ、基本理念となっていきました。
現在、私たちが大切にしているのは新スローガン「My Pleasure!」です。
“ありがとう”の言葉に対する感情、リアクションの言葉として知っている方も多いかもしれません。
当社としては“モノ”を売るのではなく“コト”をお届けする会社であり続けたいと考え、この言葉に「おもいいれ ある おもいやり」の気持ちを込めました。
それはお客様にたいしてだけでなく、社員同士の関係においても同じです。
努力や支えを認め合い、感謝を伝え合うことこそがより良いチームワークを育む。そんな文化を日々の中で育てています。
この文化を自然に広げていくために、当社では「Unipos」というアプリを導入しています。
これは、社員同士で感謝の気持ちを”ピアボーナス”というかたちで送り合う仕組みです。
「助けてもらった」「フォローしてくれてありがとう」
そんな小さなありがとうを日常の中で贈り合い、見えるかたちにすることで、職場に温かい循環が生まれています。
「ラジオとさつまいも」に込められた創業者の思いやりは、今も私たちの仕事の芯のあるものとして、こうして息づいています。
理念とは、言葉だけのものではなく、日々の行動や姿勢に現れるものです。
当社の経営理念の根底には、創業者が示した「人を思いやる心」があります。
それはお客様との関係に、仲間との関わりに、仕事のひとつひとつに受け継がれています。
「My Pleasure!」のスローガンを胸に、これからも感謝と信頼を大切にした仕事を続けてまいります。