「社会人になるって、どんな感じなんだろう?」
そんな不安と期待を胸に、電器堂の新入社員は、4月1日、社会人としての第一歩を踏み出しました。
今回は、2025年春に入社した新卒社員4名の“最初の2週間”に密着。
研修の様子やリアルな気づき、同期とのつながりなど、彼らの声を交えてご紹介します!
【日程】 2025年4月1日~4月15日
【目的】 社会人としての基礎固め、業界・会社理解、現場理解、仲間づくり など
【プログラム】
いよいよ社会人としての第一歩。
新入社員たちは少し緊張した様子で会場に集まり、式の始まりとともに少し引き締まった空気が流れます。
これから始まる日々に向けての静かな意気込みのようなものが感じられました。
式の最後には、それぞれの個性をイメージした記念品を贈呈。
受け取った新入社員たちは、手に取って眺めたり、お互いに見せ合ったり、ちょっとした笑顔がこぼれる場面も。
社会人になった実感が、少しずつ形になっていくような時間でした。
研修のスタートは、加茂社長による講話から。
電器堂の創業に込めた想い、経営理念、そして社会人としての心構えについて、社長自らが語ります。
「My Pleasure!」——“モノ”を売るのではなく、“コト”をお届けするという想い。
そして「お代をいただく立場」として、自分自身の価値を伝えることの重要性。
プロフェッショナルとして妥協せず挑み続ける姿勢の大切さを、新入社員として胸に刻む時間となりました。
「共通点と相違点を探す」グループワークにも取り組みました。
同期それぞれとじっくり話し合い、「3人の血液型が一緒」「靴下の柄が同じ」など、思わず笑ってしまう共通点が次々と発見され、会場には自然と笑顔が広がります。
相手に関心をもち、自分のことも伝える。
その積み重ねが、良いコミュニケーションをを築く第一歩。
楽しみながら、仲間との距離をぐっと縮めるきっかけとなったワークでした。
外部の講師による研修に参加し、社会人としての基礎を学びました。
マナーとは単なる「形」ではなく、相手への思いやりを伝える手段であること。
その本質を学び、社会人としての土台を築く時間になりました。
報連相の基本、第一印象の作り方、チームで動くためのコミュニケーション術など、どれも実践的な内容ばかり。
「知っているつもり」で終わらず、常に自分をアップデートしていく姿勢が大切だと学びました。
これから先、どんな場面でも活かせる土台が、少しずつ身についていきます。
当社のビジネスの流れや、商社としての役割について、実際の仕事がどのように繋がっているのかを学びました。
特に大切にしているのが、「三方善」という考え方。
「顧客よし」「メーカーよし」「当社よし」のバランスを大切にすることが、商社としての信頼と成長に繋がっていきます。
また、ただ商品を届けるだけでなく、商社ならではの付加価値をどう生み出すかが重要であることも学びました。
商社の存在意義は、モノとモノを繋ぐだけでなく、お客様の依頼の一歩先を見据えてアプローチしていくことにあります。
こうした考え方やビジネスの基礎を学び、実際の仕事の流れを知る中で、自分たちの役割をより俯瞰して捉えられるようになりました。
ビジネスの基本となるメールの送り方や文章の書き方、電話応対の方法を学びました。
営業職として欠かせない電話応対では、ロールプレイを通じて実際のシチュエーションになりきり、相手を不快にさせない言葉遣いやスムーズな取次ぎ方を練習しました。
声だけで伝える難しさに戸惑いながらも、相手を不快にさせない言葉選びや、スムーズな取次ぎ方を身に付けます。
メモを取りながら応対する大切さも実感。
これからの実務に直結する、実践的な学びとなりました。
「SDGs×電器堂」をテーマに、4人でグループワークを行いました。
電器堂としてSDGsに貢献しつつ、どのような新しいビジネスを生み出せるかを話し合いました。
1時間という限られた時間の中で、下調べ→ディスカッション→プレゼン作成→発表、という一連の流れを体験。
考える力、聞く力、伝える力、まとめる力といった、ビジネスの基本スキルを実践的に学びました。
意見を出し合ったり、まとめたり、ムードを作ったり…
それぞれがそれぞれの役割を果たし、4人の初めての共同作業は多くの学びと発見を生み出しました。
習った知識を持って、いざ現場へ。
店頭、荷受・倉庫、配送――座学だけではわからなかったリアルな仕事に、一歩踏み出します。
初めてのことに戸惑いながらも、先輩の動きを必死に追いかけ、メモを取り、経験値を重ねる日々。
思うようにいかない悔しさと成長を感じる嬉しさを繰り返しながら、現場の空気に少しずつなじんでいきました。
店頭研修では、来店された得意先様の対応を中心に、日常業務の流れを幅広く体験しました。
接客では、口頭での説明だけでなく、先輩の見本を見ながらコツを学び、電話応対や伝票発行、発注商品のピックアップ作業にも取り組みました。
最初は戸惑いながらだった業務も、回数を重ねるごとに慣れ、少しずつスピードや正確さが増していくことを実感。
また、朝のルーティン(メールチェック、入荷商品の整理・配送準備)や、在庫照会、仕入れ商品の入力など、毎日の業務を実践形式で習得。
メモの取り方やデスク周りの整理、ファイリングの工夫など、仕事をスムーズに進めるための基本も学びました。
座学だけでは得られない「現場で動く力」を意識した、実践的な研修となりました。
商品のピックアップ作業を中心に、倉庫内での業務を体験しました。
研修では、伝票ごとに商品をピックアップするのではなく、あらかじめ伝票全体を確認し、近い場所にある商品をまとめてピックアップするという方法を習いました。
これにより、作業の効率が大幅に向上し、少しの工夫が大きな違いを生むことを実感しました。
また、電線庫での電線切断作業では、各営業所からの電線切断依頼書に応じて納期に間に合うように切断スケジュールを立て、実際に作業を進める様子を見せてもらいました。
正確に切断しつつ、効率よく動くためには迅速な判断力と慎重さが求められることを感じ、現場でのスピードと正確さのバランスの難しさを学びました。
配送研修では、商品の検品作業と得意先様への配送を体験しました。
商品のお届け先は建設現場や得意先様の事務所。
もし商品を間違えれば、現場の工事がストップしてしまうこともあるため、初めて見る商品に悪戦苦闘しながらも慎重に検品作業を進めます。
さらに、ただ商品をお届けするのではなく、お届け先によってどうすれば先方が検品をしやすいか、工事の場所ごとに仕分け・梱包を行うなど、得意先様の立場に立った細やかな気配りが大切です。これも一つの付加価値であると学びます。
安全運転を心がけることはもちろん、車内の整理整頓による運転へ集中できる環境づくりや、出発前にトラックの周りを一周し、積み忘れやドアの締め忘れ、荷崩れの心配はないか確認するなど、プロとしての意識も学びました。
2週間にわたる新入社員研修を経て、いよいよ配属先での新しい日々が始まります。
それぞれの想いを胸に、4名が今の意気込みを語ってくれました。
最短で営業を任せてもらえる存在になりたいと思っています。
しっかり稼げる営業になりたいという気持ちがあるので、そのためにもまずは周りから信頼される人間になることを大事にしていきます。
最終的には、会社にとって欠かせない存在となり、重要な役割を任せてもらえるような人材に成長したいです。
やるからにはトップを目指したいと思っているので、まずは環境にしっかりなじみ、目の前のことを着実に積み重ねながら、努力を惜しまず前に進んでいきたいです。
たくさんチャレンジして、たくさん失敗したいと思っています。
正直、うまくいかないこともたくさんあると思いますが、猪突猛進、ぶつかっていきたいです。
ぶつかった壁から学んで、一つずつ成長していけるように頑張ります!
浜松北営業所には、実績のあるすごい先輩方がたくさんいると聞いています。
そんな環境に飛び込めることはラッキーだと感じています。
日々の業務を通じて、先輩方の動きからたくさん学び、どんどん吸収していきたいです。
自分一人で頑張るのではなく、先輩方に頼りながら、アドバイスをもらいながら、一日でも早く一人前になれるよう努力していきます!
吉田営業所は、県西部と比べると、これからさらにお客様との信頼関係を広げていく余地がある地域だと思います。
そんな環境だからこそ、自分自身の存在価値をしっかりと示していきたいです。
お客様に「この人にお願いしたい」と思っていただけるよう、ひとつひとつの出会いを大切にし、信頼を勝ち取っていきたいです。
簡単ではないと思いますが、だからこそやりがいを感じながら、日々の仕事に誠実に向き合っていきたいです。
社会人としての第一歩を踏み出した4名。
これからたくさんの経験を重ね、電器堂の未来を一緒につくっていってくれることを楽しみにしています。
新しい環境に飛び込むのは勇気がいることですが、その先にはきっと、大きなやりがいが待っています。
あなたも新しい一歩を踏み出してみませんか?